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 今生日記konjyo nikki  ーplayground

夏の宵。すいかを買ってきてくれたともだちに「すいか、嫌い」と言い。

メロンを買ってきてくれたともだちに「メロンなんて、ちっとも興味ない」と言った。

あれれれれ、そうだった? とか、またそんなこと言って、とか、

知ってるよ亜古ちゃんそうだよね、とか

聞き流してくれる、ともだちとはまこと希有ないきもの。




と書いているのは日曜の早朝で、7時7分発の電車に乗らなきゃいけない。

電車→モノレール→飛行機で福岡へ仕事で行くのです。

仕事の進み具合いによっては、今夜は向こうに泊まりになるかも。

なので急いでこれを……。ってだけでもなくて。

実は今あんまり、個人的な文章が書き進められない感じ。




なんだろうなぁ。ひととの距離感、のことを思っているのかな。

一時的な遊び「場」で擬似的に盛り上がったり、

みんなが遊び「場」だと勝手に思っていた「場」所が突然なくなったり。

それって、人間関係と一緒かもしれないと思ったりして。

ちかちか細かく光っている板の中の文字でばかり話していると、

近さ・遠さをはかりにくいじゃん。はかれなくなるじゃん。

だからふと通りすぎたときの、汗のにおいが妙に愛おしかったりする。




あなたとはまだともだちにすらなれていない。顔見知り程度。

顔見知り程度なのに、ちかちか光る板の中の文字に、

一喜一憂熟考感動嫌悪するのは、もうやめにしない?




夏の宵。ともだちが買ってきたすいかとメロンは、くだものを切るのが

得意なエバが食べやすく切って、豪快に盛り合わせてくれた。

いきなり「夏!」って感じで気分盛り上がるわ、

薄暗い畳敷きの部屋でみんなでそれに食らいつくとき。

すいかもメロンもおいしかった。すごく。食わず嫌い、ってわけでもないんだけど。

おいしいものって、やっぱ、「場」を選ぶからな。




こんなに多くの声と交わって 

だれひとりの声も知らないで



挿入歌/seiichi yamamoto『PLAYGROUND』



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白江亜古
しらえあこ
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